●備前富山城
住所:岡山県岡山市北区矢坂本町・矢坂東町
駐車場:法照寺の東の道に駐車スペースあり
遺構:曲輪、石積、土橋、堀切
標高:130メートル/比高:113メートル
別名・万成山の城、大安寺城、矢坂山の城。矢坂山頂に築かれている。平安時代に富山大椽重興が築いたと伝わるが、中世に富山氏が築いたものと思われる。応仁元(1467)年、松田元隆が当城を攻撃して富山氏から奪い取り、元隆の跡を継いだ元成が備前金川城に移ると弟・元親が当城に入った。明応6(1497)年、浦上宗助が攻撃してくるが元親はこれを撃退する。永禄11(1568)年、金川城と共に当城を落とした宇喜多直家は弟・忠家を城主とした。忠家が亡くなると息子の詮家(坂崎出羽守直盛)が城主となるが、慶長4(1599)年の宇喜多騒動で城を去り、翌年の関ヶ原の戦い後に小早川秀秋が備前を支配すると廃城になる。
(登山口までに野良犬が何匹もいて怖かったので、地元の方と一緒に登山口に行った。「人が近寄ると逃げるから」と言われても噛まれた時の狂犬病が怖い)
(山自体は登山道が整備されており登りやすい。写真は途中の見晴らし台から東側(岡山市中心部)を見た時のもの)
(途中、不自然な岩場があると思ったら大正時代に矢坂山一帯が採石され遺構の一部が消滅したらしい)
感想:麓の野良犬はなんとかした方がいいと思うのですが・・・。ちなみに下山時はどこかに行ったらしく一匹も出会いませんでした。