●長門 元山城
住所:山口県山口市阿東徳佐下
駐車場:なし
遺構:曲輪、土塁、堀切、
標高:410メートル/比高:109メートル
別名は徳佐城、茶臼山城、古城山城。南から東を通って北に向かって阿武川が流れ、それに沿って石見街道が通る。北に行けば野坂峠を越えて津和野城、南に行けば山口市に出る要衝だった。
『風土注進案』によると陶晴賢が津和野城の吉見正頼を攻める際に築いたという。『阿武郡誌』には大内道頓が宗家に反乱を起こした際、陶護弘の城で道頓に味方した吉見信頼が攻めたが落とすことができなかったという。どちらにしても陶氏の城で吉見氏との戦いに利用されたらしい。
地元では城域に陶氏が隠した財宝があり目印として白南天があると伝わる。
(日限地蔵尊の入口から山に入った。そして地元の方の許可をもらって害獣除けのフェンスを開け旧登山道に向かった)
(Ⅲに続く曲輪群の入口。藪の上、この日は他の城で体力を使っていたので次回、行くことにした)
参考文献:山口県の地名、山口県中世城館遺跡総合調査報告書 -長門編-、阿東町誌
感想:何人かの地元の方に「登るの? 隣の地区で熊の目撃情報があったよ! 危険だよ」と注意されました。音楽スピーカーなどを見せたら「ああ、それなら・・・」ということで納得してもらいました。
登る際、地元の方に御協力いたただき旧登山道まで案内してもらいました。ありがとうございました! いつも地元の方には助けられています。