島津屋番所跡(出雲と石見の国境)

●島津屋番所跡
住所:島根県大田市朝山町仙山島津屋
駐車場:無し。周囲の道も狭く車で行くには注意が必要である。

 出雲との国境にあり、北は断崖と日本海、三方を山に囲まれた要衝だった。現在でも出雲市との境に位置する。雲石の国境付近で毛利氏と尼子氏が争っていた永禄4(1561)年には尼子氏の家臣・牛尾久清が島津屋の関所で物資の制限を馬3匹分に定めている。天正3(1575)年、島津家久が京都から九州への帰路でここの関所を通過し石見銀山に向かった。江戸時代に入っても重視され石見銀山を管理した江戸幕府の番所が置かれている。

(碑)
碑

(碑の真下を山陰本線のトンネルが走っている。写真は少し西に行った場所)
山陰本線

感想:碑が建っている場所に立つと、国道9号線の無かった時代は如何に要衝だったかが想像できます。
 山陰の戦国史跡を歩く 島根編から割愛した史跡です。



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