隆景寺跡(小早川隆景夫人・問田大方の邸宅跡)

●隆景寺跡
住所:山口県山口市大内千坊四丁目
駐車場:なし

 慶長2(1597)年に小早川隆景が亡くなり慶長5(1600)年の関ヶ原の戦いで毛利氏が防長に減封になると、問田村と呼ばれた当地に隆景夫人が移り住み問田大方と称せられた。屋敷は仮で新巨真寺(巨真寺は三原の小早川家の菩提寺・米山寺の前の寺号)となる。元和5(1619)年に問田大方が亡くなると屋敷跡(新巨真寺)は隆景夫妻の菩提寺・黄海山隆景寺になった。その後、無住になったため萩市の雲渓院に移されている。

(全景)
全景

(祠)
祠

(地蔵。ここで8月24日に当地区の御接待(民家が空海像を祀り客に料理や菓子をふるまう行事。山口県や大分県などでみられる)が行われる)
地蔵

(近くにあった馬頭観音)
馬頭観音

参考文献:山口市ウェブサイト、山口県の地名、現地の案内板、黄梅山隆景寺誌抄 増補改訂

感想:隆景夫妻の墓は寺の跡を管理した泰雲寺にあります。
 山口県の地名で該当の住所がなくネットで検索したら平成29年に山口市大字大内御堀から現在の住所に変わったそうです。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA