●阿波西方城(西潟城)
住所:徳島県阿南市長生町西方
駐車場:日亜化学工業が駐車場を提供
遺構:曲輪、土塁、堀切
標高:119 メートル/比高:115メートル
平野に突き出した山尾根先端に築かれ、北の岡川が天然の濠になっている。築城年代は不明。新開氏の城だったようだが、長宗我部元親に味方した桑野城主・東条関之兵衛が天正7(1579)年の今市合戦で新開遠江守を破り駐在した。その後、東条関之兵衛は元親から木津城を任されたため、そちらに移っている。天正13(1585)年の四国攻めで落城したようである。
(山頂の主郭の周辺には平成18(2006)年に日亜化学工業が展望台を建てた。その際、遊歩道(登山道)も整備したため非常に登りやすい)
参考文献:徳島県の地名、三好一族と阿波の城館、日本城郭全集 第12、日本城郭大系 15、西方村誌、現地の案内板
感想:展望台のある辺りから東の八幡神社にかけて曲輪群があるらしいですが、竹藪でほとんど遺構が見られませんでした。堀切もあったらしいですが、そこまで行く余裕もなかったです。