●隠岐国府尾城(国府尾神社)
住所:島根県隠岐郡隠岐の島町港町・下西
標高:121メートル/比高:115メートル
別名・甲尾城、甲ノ尾城。隠岐守護代・隠岐氏の居城だった。
中腹に建つ国府尾神社は祭神が応神天皇で、延慶3(1310)年に隠岐守護・佐々木清秀が近江山田荘の八幡宮から勧請したと伝わる。場所は隠岐宮田城の周辺にあったが天文年間(1532~55年)に国府尾城の麓に移された。佐々木氏、山名氏、京極氏、隠岐氏、吉川氏が造営を行い当地を支配した守護、戦国大名の保護を受けている。
(下の縄張図の更に東、城域の東端にある馬場跡。現在は畑や空き地になっている)
(これも下の縄張図の更に東、石段の途中にあった削平地。曲輪に見えるが・・・)
(拝殿手前の石段。当時はもっと急斜面の切岸だったのだろうか。その途中に曲輪群があった)
(Ⅲの曲輪に建つ国府尾神社。いつ麓から移転されたのか不明である。私の郷土誌の誤読で宮田城から移った時点で当地にあったのかもしれない。ここから港がよく見える)
(堀切の北西にある曲輪Ⅴ。この石が何なのか分からないのだが・・・。西に土塁があった)
感想:城の歴史についての詳しいことは『山陰の戦国史跡を歩く 島根編』を参考にしてください。