新庄城山城(中海沿いにある水城、新庄松崎城?)

●新庄城山城
住所:島根県松江市新庄町
駐車場:山の西側に駐車スペース有り
遺構:曲輪、土塁、堀切
標高:31メートル/比高:30メートル

 白石右京大夫の城だったと伝わる。「西郷町誌」に記載のある隠岐氏の城・新庄松崎城はここではないかと思われる。

(城の全景と目の前に広がる中海。南の老人介護施設の建つ場所は、元は入り海で港になっていたのではないかという説もある)
全景

全景

中海

(西に小さな曲輪と東の中海方面に大きな曲輪があり、その間に大きな堀切がある。三方が中海に囲まれ急峻な崖になっていたとしたら西側を重点的に守れば良かったのだろう。写真は西の小さな曲輪)
西の小さな曲輪

(東西をぶった切っている大堀切。この城の一番の見所だと思う)
大堀切

大堀切

大堀切

(堀切を上がったところにある東の曲輪の土塁)
土塁

(東の曲輪)
東の曲輪

東の曲輪

東の曲輪

東の曲輪

感想:隠岐氏が尼子氏から同市本庄町や新庄町に領地をもらっており、その際の拠点が「西郷町誌」によると新庄松崎城です。「西郷町誌」は新庄城山城の北西にある何もない圃場を示しており昭和22(1947)年の航空写真でも丘がないため場所を間違えていると思われます。「西郷町誌」が参考したと思われる「隠岐郷土研究1」には著者が聞いた話だけで確認せず地図を作成したようで、それが記載ミスの原因だと思われます。
 城から降りて来た際、老人介護施設の方から「山はうちの敷地なので許可を取ってから入ってください」と注意されました。皆様は許可を取ってから入ってください。

(縄張図)
縄張図



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