●安芸小倉山城
住所:広島県山県郡北広島町新庄
駐車場:あり
遺構:曲輪、土塁、堀切など
標高:460メートル/比高:80メートル
国指定史跡。安芸北部にある城で石見と安芸南部を結ぶ要衝にあり、現在でも近くを浜田自動車道が通っている。南北朝時代末期に吉川経見が駿河丸城から居城を移したという。戦国時代には安芸吉川氏の所領が拡大するに従って城も拡張していった。天文14(1545)年頃、吉川興経が日山城に拠点を移している。
※下にスクロールすると縄張図がありクリックすると別のタブで拡大表示されるため、そちらを参考に下記の写真を見ると理解が深まる。
(御座所。ここは三方を切岸に囲まれているため熊除けのスピーカーから流れる音が響いていた。吉川氏が勝利の歌をここで歌っていたら音響効果があっただろう)
(三の丸。土塁や堀切などがあった。入口からの道の左側にあるが本丸から回って行った方が楽。自分は本丸~三の丸~入口からの道に出たが、急斜面もあり危険)
感想:駿河丸城から居城を移した時期が本によっては正和年間(1312~17、鎌倉時代後期)になっているが、どちらが正しいのだろうか。