天照寺(松平忠輝・加藤光正の蟄居地)

住所:岐阜県高山市天性寺町83

 浄土宗。1182年に創建された。徳川家康の六男・松平忠輝、加藤清正の嫡孫・加藤光正が金森家に預かりとなった際、当寺に蟄居している。
 現在はユースホステルも経営しており宿泊が可能である。

(入り口)

(本堂)

(鐘楼)

(ここがユースホステルらしい)

感想:忠輝ファンの方はここで宿泊して蟄居気分を味わったりするのでしょうか。
 境内にいた犬にかなり吠えられたことが印象に残っています。


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素玄寺(金森長近の菩提所)

住所:岐阜県高山市天性寺町39

 曹洞宗。飛騨三十三観音霊場第四番札所。1609年、金森可重が養父・長近の菩提を弔うために創建した。

(入り口)

(松倉馬頭観音)

(山門)

(本堂。寛永年間に焼失したが、1635年に高山城三の丸にあった評議場を移築して再建された)

(鐘楼)

(中央が金森家累代供養塔、その左右に建つのが可重が亡くなった際に殉死した家臣の墓。元は金森家の墓地だったが京都に改葬されている)

感想:戻って来てから思ったのですが、書院造りの本堂内部を見学したかったですね…。可能だったかどうか分からないですが。


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大雄寺(徳川家康位牌所)

住所:岐阜県高山市愛宕町67番地

 浄土宗。創建年代は不明だが、証空が吉城郡上広瀬に創建したのが始まり。1586年、高山城主・金森長近によって当地に移転された。江戸幕府から徳川家康の位牌と御影を安置するように命じられ葵の紋を用いるようになる。

(全景)

(山門。1792年の大風で倒壊したが1807年に再建された)

(本堂)

(十王堂)

(1689年に建立された鐘楼)

(赤田臥牛の墓。臥牛は1747年の生まれで漢学者として名を馳せた。墓石はなく墳土が盛られているのみ)

感想:徳川家康の位牌を一国の中で一寺に安置するよう江戸幕府が命じたそうです。当寺が選ばれたということは、それだけ浄土宗の中では権威のあるお寺だったのでしょう。


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