周防姫山城(防長計略で大内義長の家臣が守備)

●周防姫山城
住所:山口県山口市大内御堀
駐車場:なし
遺構:曲輪、土塁、堀切
標高:195メートル/比高:173メートル

 姫山の名前の由来には次のような伝説がある。昔、当地にいた美女を気に入った領主が自分のものにしようとしたが拒まれたため激怒し、城内の井戸に吊して蛇責めにした。美人に生まれた我が身の辛さを二度とのちの女性にさせないようにするため「山頂から見える土地には永遠に美女が生まれないように」と呪って亡くなったという。他にも狼煙を上げる火の山か、女山(めやま)の転訛だという説もある。
 姫山の西、北、東を問田川、仁保川、椹野川が流れ天然の濠の役割をしている。築城年代は不明だが、弘治元(1555)年に厳島の戦いで毛利元就が陶晴賢を討ち防長に攻め込むと大内義長の家臣・宍戸隆慶が数千人の兵を従えて守備にあたったが、氷上砦が落ちると毛利軍に使者を送り降伏した。その後、毛利軍が入り改築が行われたと推測されている。

(山の入口にある鳥居と中腹にある社殿。美女を祀る姫山神社だろうか?)
姫山神社

姫山神社

(登山道を登るとやがて下の縄張図の郭Ⅱ群の東端に出る。そこから細長い曲輪が続く)
郭Ⅱ群の東

郭Ⅱ群の東

郭Ⅱ群の東

郭Ⅱ群の東

郭Ⅱ群の東

郭Ⅱ群の東

(郭Ⅰ群)
郭Ⅰ群

郭Ⅰ群

郭Ⅰ群

郭Ⅰ群

郭Ⅰ群

(山頂。ここは城域外らしい。ここから見える女性は・・・。実際は火の山か女山が転訛して後付けで伝承が生まれたと個人的には思っている)
山頂

山頂

(今度は北に降って郭Ⅲ群に行く。ここからは急坂で道もあまり整備されていないので、自信のない方は行かない方がよい。写真は郭Ⅲ群の最南端)
郭Ⅲ群の最南端

郭Ⅲ群の最南端

郭Ⅲ群の最南端

郭Ⅲ群の最南端

(郭Ⅲ群の中間)
郭Ⅲ群の中間

郭Ⅲ群の中間

郭Ⅲ群の中間

郭Ⅲ群の中間

郭Ⅲ群の中間

郭Ⅲ群の中間

(郭Ⅲ群の北端)
郭Ⅲ群の北端

郭Ⅲ群の北端

郭Ⅲ群の北端

郭Ⅲ群の北端

郭Ⅲ群の北端

(姫山と仁保川)
姫山と仁保川

感想:川沿いを歩けますが鋪装はされていません。川と山頂への北側のコースは急なため山城に慣れていない方にはお勧めできません。

(縄張図)
縄張図



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