加賀の潜戸の観光遊覧船

住所:島根県松江市島根町加賀

 2013年5月5日(日)、加賀姓のルーツの一つと言われる松江市の加賀の潜戸に行って来た。去年の夏に行こうとしたけど車のトラブルで断念したので今回こそは…。取りあえず無事に到着。

(松江の市街地から向かう途中で見た日本海)

(観光遊覧船が出航するマリンプラザしまね)

 中に入るとゴールデンウィーク中なので結構な人が待っていた。13時50分頃に14時20分の出航便の受付を済ましたのだが、自分の後に来た人は14時20分の便に乗ることができず1時間後の便になっていた。危なかった…。
 ぼけっとしていたら時間が来たので救命胴衣を来る。

(救命胴衣って、たまに着るとワクワクするよね)

(今回乗る船。漁船クラスか。揺れそうだな)

 乗り込むといざ出発!
(桂島。本土から橋が架かっているので歩いて渡れる。中央の石垣は松江藩が整備したもの。ここ加賀港は島と半島に囲まれているため、時化の時は北前船が避難していたらしい)

 桂島を眺めた後、旧潜戸に向かう。ここから本格的に船がスピードを出し始めて縦横に揺れ始めちょっとしたジェットコースター気分。いやあ、これが船の旅の醍醐味だよねえ~、と言いたいところだけど、結構恐かった…。
 10分くらいで旧潜戸に到着。ここは仏潜戸と呼ばれ、亡くなった子供達が夜に積むという石の塔が並んでいる。子供の魂が辿り着く場所と言われ毎年7月には霊を慰める行事が催されている。

(最初に遠くから眺める)

(そして近くに上陸)

(上陸地点から洞窟を通って旧潜戸に向かう)

(中はこんな感じ)

(中には所々にお地蔵さんがあり、そこには子供のおもちゃが供えてあった。亡くなった子供の親御さんが供えたものなんだろうか…)

(洞窟を出ると無数の石塔があった)

(奥にも石塔が…)

(旧潜戸から日本海を望む)

 写真を撮るなどしてもたもたしていたら船に戻るのが一番最後になってしまった…。走っていったので皆さんを待たせた訳じゃ無いけど、船の席が前の方だったため先に行くのにわざわざ立ってどいてもらった。すいませんでした…。
 そんなこともあったけど、とにかく船には間に合い新潜戸に向かった。ここから更に揺れ潮を被るようになったため、携帯(一応、防水)で撮影することにした。
 取りあえず無事に新潜戸に到着。ここは入り口が三つある洞窟で、伝承では佐太大神誕生の際に母神が弓矢を射通し「ああ、かかやけり」とつぶやいたことから、この辺りが『加賀』と呼ばれるようになったという。ここ潜戸には細川幽斎、小泉八雲、志賀直哉など著名人も数多く訪れている。

(新潜戸の入り口。ここから滴る水に触れると乳の出が良くなるらしい)

(船で中に入る。写真では分かりづらいが神秘的だった)

(出口。いや入り口の一つと言った方が正しいのかな)

(母神が矢を射る際に的にしたという的島)

 一通り見て廻ると加賀港に向かう。

(新潜戸の入り口。北にあるため結構な波に打ち付けられていた)

 約50分ほどのクルージングが終わり無事に港に到着した。船とは縁のない生活をしているから、たまに乗ると非日常を味わえるからいいねえ~。
感想:島々で釣りをしている人が目立った。漁船で運んでもらって数時間ほど釣りを楽しんでいるんでしょうね。なんか優雅な趣味ですね。
 加賀は『かか』と読むのが正式らしいのですが、地元の人はほとんど『かが』と発音していました。本来は『かが』が正しいが、行政での表記上『かか』になっているだけかもしれません。




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