出雲春日城(尼子清定が落とした城)

●出雲春日城
住所:島根県松江市東出雲町春日
駐車場:?
遺構:曲輪、土塁、畦状竪堀群など
標高:72メートル/比高:59メートル

 城史の詳細は不明だが、応仁2(1468)年に京極氏に反旗を翻した下河原宗左衛門尉が立て籠もったが尼子清定によって落とされている。京極持清が清定に出した感状の案には
『春日城事、下川(河)原宗左衛門尉以下謀叛人等楯寵虚ニ為一力、彼城被詰落条、神妙至候、尚御忠節無比類候、仍恩賞相計可申候也、恐々謹言』
 とある。なお、感状の正文は但馬で敵に奪われている。

(城址の麓に建つ春日神社)
春日神社

春日神社

春日神社

(北側の斜面に取りついて登ったところ、曲輪や土橋、横堀などがあった。島根県中近世城館跡分布調査報告書の縄張図には載っていないので、これは後世のものなのだろうか)
北側

北側

北側

北側

(畦状竪堀群。これは応仁年間ではなく、その後に陣城として利用された際に改築(雲芸攻防戦時の毛利軍?)されたものらしい)
畦状竪堀群

畦状竪堀群

畦状竪堀群

(主郭から一段下がった場所にある曲輪)
曲輪

曲輪

(主郭。土塁があった)
主郭

主郭

主郭

主郭

感想:神社の北側も城の遺構だとしたら春日神社の辺りに来た敵を攻撃するための防御施設なのかな、と思いました。
 城館跡分布調査報告書の縄張りだけ見たければ、神社の南側から登った方が遠回りすることなく着けます。

(縄張図)
縄張図



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