●金丸荒神
住所:島根県雲南市加茂町
駐車場:なし
永禄5(1562)年11月、毛利元就は尼子から毛利に寝返った本城常光を一族ごと滅ぼした。その場所は一説には加茂町大西と伝わる。
加茂町内には金丸荒神と呼ばれ榊が生え幣串が挿してあり、近所の一軒のみが祀っている。金丸荒神には毛利に敗れた尼子の武将の首が埋められているとの伝承があり、一説には本城常光ではないかという。昔、金丸荒神は腰痛や眼病に効くと言われ近所の方も参拝していたが現在では忘れ去られている。
近くの加茂神社の大祭礼の相撲奉納では、東が内垣、西が本庄と呼ばれ行われた。内垣は内垣又太郎(町内にある比和神社の棟札に記載された打垣又太郎清重のことか?)で、本庄は本城常光だと郷土史家・中林季高は推測している。
(金丸荒神を祀る家の先祖(元和年間に死亡)の墓。材質は来待石である。金丸荒神と関係があるとの説もあるが明確なことは分からない)
参考文献:島根日日新聞、加茂町の遺跡、加茂町誌
感想:金丸荒神を守っている方に直接案内してもらいました。駐車場の手配、資料の用意など何から何までしていただき、ただただ感謝です。
詳しい場所については個人情報と関係があるため記載しておりません。御了承ください。比和神社の棟札については調べてみましたがブログの記事しか出てきませんでした。