唐渓山西光寺(安芸吉川氏ゆかりの寺)

●唐渓山西光寺
住所:島根県邑智郡美郷町宮内501

 浄土真宗。天文19(1550)年、安芸吉川氏の当主・興経は毛利元就に家を乗っ取られた上、長男と共に殺害されたが次男の頼経は落ち延びた。元亀元(1570)年に石山合戦が始まると頼経は本願寺に味方して戦うが重傷を負い障害が残ってしまう。そのため中国地方に戻って出家して法海と号し、唐渓山(からたにやま。同町都賀行)にあった西光坊という真言宗の無住の寺に入り西光寺と号した。その際、浄土真宗に改宗している。その後、何度か移転し現在地に移った。
 住職は近世まで吉川姓だったが明治時代になって唐渓に改姓している。

(山門)
山門

(鐘楼)
鐘楼

(本堂)
本堂

感想:突然の訪問にも関わらず住職の奥様によくしてもらいました。ありがとうございました!
 頼経の墓は「分からない」と言われたような「以前、寺のあった場所にある」と言われたような・・・。5年も前のことなので記憶が曖昧です。