●夜須大宮八幡宮(西山八幡宮)
住所:高知県香南市夜須町西山254
駐車場:不明
祭神は応神天皇。平安時代後期、夜須荘が京都の石清水八幡宮宝塔院領の一つとなったため鎮守として八幡宮が勧請された。千切(同町千切)に仮宮が建てられた後、何度か移転し現在地に鎮座する。
広大な社領を有し武門の信仰が篤く長宗我部元親も花見と秋祭りに参拝して能見物をしたという。元親・盛親(信親ヵ)父子の名前が入った天正2(1574)年の棟札がある。この頃、長宗我部氏の家臣・有安氏が神官を務めていた。
山内氏の時代になると二石に社領を減じられ神事の内容も厳しく決められている。現在の社殿は文化4年(1807)に改築されている。旧暦9月30日には高知県香南市夜須町手結に伝わる「手結のつんつく踊り(県保護無形民俗文化財)」が奉納される。
(百手碑。この神社は百手祭という弓を射る行事が有名らしい。近世、土佐藩から射手の数を決まった数以上に増やしてはならないと制限されていた)
感想:参考にした本には元親・盛親父子とありましたが年号が合わないため(盛親は天正3年生まれ)、SNSに書いたところ盛親ではなく信親だという情報をいただきました。ですが棟札には「大檀那秦元親 千熊丸(盛親の幼名)」とあり詳細は不明です。
鳥居の前に駐車スペースはあるのですが駐めてよいのか分かりませんでした。