●兒安花神社(子安神社)
住所:高知県高岡郡四万十町仕出原
駐車場:高岡神社の駐車場を利用?
祭神は木花咲耶姫命。戦国時代、豊臣秀吉が大仏殿の修復のため全国に木材の供出を命じ、長宗我部元親も土佐国内での伐採を行なった。元親は三男・津野親忠に命じ高岡神社にあった60メートルの大杉の伐採を命じ実行させる。その後、大木の根元が地中に埋没し代わりに桜の木が生えると、白髪の老人が現れ桜を拝んだ。
「ここに元あった大木は神木であった。この桜はその木の精である。神の権化である。桜は嬰(えい。乳飲み子)の木である。即ち子供の守護神であり、安産の神である。尊び崇め祀れば必ずや御利益がある霊験あらたかな神である」
そう言い残すと老人は去った。それから安産の御利益があると評判になったが、慶安5(1651)年に土佐藩が高岡神社を造営した際、藩士や人夫が安産の御守りとして枝を折り皮を剥いだため枯れてしまう。それから株の跡に社を祀ったのが当社の始まりである。
現在は安産の神、子供の守り神、縁結びの神として崇敬されている。
感想:高岡神社に行った際、偶然存在を知りました。