観音正寺観音堂(長宗我部元親が信仰した寺)

住所:高知市春野町芳原
駐車場:無し

 8世紀、行基が柏尾山山頂の堂に観音像を安置したのが始まりだと伝わる。修験の地として栄え、戦国時代には長宗我部元親が芳原の地に伽藍を建てた。その後、元親が浦戸城の近くに移転したが、盛親の代になると怪奇現象が起きたため芳原に戻している。
 慶長5(1600)年、関ヶ原の戦いに敗れ帰国した盛親が徳川家康に詫びを入れに行く際、無事を祈って参拝した。しかし観音堂から白布が舞い上がり長宗我部家滅亡を暗示したという。長宗我部家の改易後は衰微したが土佐藩主・山内忠義が再興した。
 現在は県の有形文化財に指定されている。

(石段)
石段

(観音堂)
観音堂

感想:柏尾山山頂付近にも観音寺(観音正寺)の跡があるそうですが、地元の方で無いと辿り着けないくらい分かりづらい場所だと聞いて諦めました。


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