●医王山東光寺(江戸崎不動院)
住所:茨城県稲敷市江戸崎2737
駐車場:あり
天台宗。本尊は不動明王像。江戸崎不動院の通称で知られる。嘉祥元(848)年、慈覚が開山したと伝わる。文明2(1470)年、江戸崎城主・土岐原(土岐)景成が大檀那となり比叡山無動寺の幸誉が伽藍を整備した。四世・幸憲の時、天台宗の僧のみに許されていた素絹衣を常陸国内の真言宗の東寺門下の僧が用いるようになったことから、東光寺は延暦寺経由で朝廷に訴えている。天文24(1555)年、後奈良天皇が東光寺宛に綸旨を出して東寺の教えに従うように命じて一応は解決した。
天正18(1590)年、豊臣秀吉から寺領を与えられ天海が住職となる。慶長7(1602)年には徳川家康から寺領を与えられた。明暦元(1655)年には徳川家綱から江戸城の紅葉山仮御殿と四足門を与えられ移築している。明治9(1876)年に不動堂・山門(仁王門)以外が焼失したが、昭和49年(1974)
に再建した。
寺宝に天海大僧正像、十一面観音菩薩坐像、当麻曼荼羅図などがある。
参考文献:茨城県の地名、不動院公式サイト
感想:訪問した当時は仁王門の存在を知らなかったため行っていないです。