●大雄山法雲寺
住所:茨城県土浦市高岡1890
駐車場:あり
臨済宗。本尊は観音菩薩。小田宗知の息子の復庵宗己は宮城県の瑞巌寺などで修行した後正慶元(1332)年に帰国すると、当時の小田家の当主・小田治久が楊阜(ようふ)庵を創建し復庵宗己を招いた。建武2(1335)年、復庵宗己は正受庵と改める。
文和3(正平9,1354)年、後光厳天皇の勅願寺となり法雲寺と改号した。一説には寺領が二万石あったというが戦国時代に小田氏と佐竹氏の戦いで焼失し衰微したため寺領も失われる。近世になると住職は宮中の参内と紫衣を許され勅命によって十万石の格式を有した。
寺宝に高峰和尚像・復庵宗己像(国指定重要文化財)や小田政治肖像画・小田氏治肖像画・阿弥陀如来立像・法雲寺文書(県指定文化財)などがある。
(元亨3(1321)年に建てられた山門。楊阜庵の創建より前なのだが・・・)
感想:2014年に人気急上昇中だった小田氏治の墓に参拝したくて行きました。