宍戸隆家夫妻の墓(毛利元就の重臣・宍戸隆家の墓所)

●宍戸隆家夫妻の墓
住所:広島県安芸高田市甲田町上甲立
駐車場:なし

 毛利元就の重臣・宍戸隆家が創建し菩提寺とした天叟寺跡に建つ。隆家の墓には「天叟覚隆大居士 文禄二年二月五日」と刻んである。後妻である石見繁継の姉の墓には「椿窓壽久禅定尼 文禄三年三月二日」と刻んであったようだが現在は読めなくなっている。だが後妻の墓の方が大きく誤伝で追刻されてしまったただけで、本来は隆家の供養塔だったという説もある。
 回忌ごとに後裔の長州藩の宍戸氏が代参の使いを送っていた。

(天叟寺跡。石垣は当時のものか?)
天叟寺跡

天叟寺跡

天叟寺跡

天叟寺跡

(宍戸隆家夫妻の墓所。向かって左が隆家、右が後妻の墓)
墓所

墓所

墓所

(隆家の墓。材質は庄原方面で採れた石灰岩らしい)
隆家の墓

(後妻の墓)
後妻の墓

参考文献:広島県の地名、現地の案内板、甲田町誌、高田郡史 上巻、掃苔 第八巻 第十号、芸藩通志 巻3、高田郡誌、石塔から読み解く理窓院と安芸宍戸家

感想:調べて見たら思ったより沢山の情報が出てきました。確かここは害獣除けの柵があったため害獣が外に出ないように必ず開閉しましょう。


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