住所:三重県松阪市松ヶ島町
1567年、北畠具教が織田信長の侵攻に備えて築城。当時は細首城という名だった。1580年、信長の次男・信雄が田丸城から松ヶ島城に移り改修。伊勢湾に面して堀が巡らされ、五層の天守が建てられていたという。その後、城主は津川義冬・滝川雄利を経て、1584年に蒲生氏郷が近江日野城から移封される。
ところが蒲生氏郷は従来の松ヶ島城よりも四五百森(よいほのもり)に注目し、そこに松阪城を築城し町人や寺社を強制的に移したため、松ヶ島は漁村となってしまった。現在は天守台跡と推測される丘が残っているだけである。
コラム:ここに行くには狭い農道を通るため、車を途中で停めて歩いて行きました。