妖怪草紙 くずし字入門

 いっちゃん最初に候文を読みたいと思って買ったもの。内容としては江戸時代に出版された絵入りの本『草双紙』を元にくずし字の基本を学んでいこうというもの。一文字一文字、非常に丁寧に解説されており、平仮名と一部の漢字を覚えることが出来ます。が、、、これは江戸時代になって統一されたくずし字が載っており、戦国時代の武将みたいに自分勝手なくずし字で書いてあるものを読むのは無理です。でも候文の基礎の本としてはいいものだと思います。
 私も買った当初はこれに載っているくずし字を覚えていましたが、必要がないので徐々に忘れていきました。今はほとんど覚えていませんーー; ただ付録の『主要変体仮名一覧』は大日本史料で読めない平仮名が出て来た時に役に立っています。


著作権&法律ガイド

 サイトを公開するのに一番大事なものはなんでしょうか? HTML? 公開する内容に関する知識? それとも人格? もちろんそれらも大事ですが、一番はものを一般に公開するのに必要な著作権や肖像権などに関する最低限の知識です。
 なぜかサイト公開をするのにこれが一番軽視されており、まったく分からない方も結構おられます(そういう私も詳しくは分かってませんが)。「ホームページに著作権はない」と思っておられる方すらいます(私の周りで実際にいました)。
 そこで私が買ったのがこの本です。表紙は女の子二人の絵が描いてあり手に取るのを躊躇(ちゅうちょ)してしまう雰囲気(私もちょっと考えました)が、内容はその二人が著作権などについて会話形式で分かりやすく説明しており、なおかつ本格的な解説もある優れものです。
 「無断引用禁止って書いてあるけど、無断で引用したら罰せられるの?」「無断リンクは著作権の侵害なのか?」などサイトを作っているとどうしてもぶつかる問題なども載っており、サイト管理人にはオススメの本です。
 こういう問題は「初心者ですから分かりませんでした~」ではすみませんので、この手の本は一度見ておいた方がいいと思います。


オールカラー 最新実用HTMLタグ辞典

 題名の通り、Webで不可欠なHTMLの辞典です。HTMLの記述方法なども一応載っていますが、ほとんどはHTMLとCSS(カスケードスタイルシート)のことが項目別に載っているだけです。
 なのでタグ打ちの中級者以上には「このタグってこういう記述でよかったかなあ」と思ったときなどにとても便利なのですが、初心者がいきなり買っても理解するのは難しいと思います。ただ2000円弱という値段の割には分厚くオールカラーなので買って損はないと思います。
 私はこれを買った時はちょうど入院していて暇だったので、辞典の端から端まで読みました。「こんなタグがあるんだ」「これはIEでしか使えないからやめておこう」という風にとても勉強になり、それからサイトにCSSを使おうと考えました。
 私が持っているのは2001年度版でちょいと古いのですが、タグ自体に大きな変化がないので事足りています。ただコンピュータの本というのは当然ですが技術革新が激しいため新しく書かれたものほどいいので、今からこの手の本を購入される方は最新のものを手に入れるようにしてください。