仏谷寺(八百屋お七所縁の寺)

●仏谷寺
住所:島根県松江市美保関町美保関530
駐車場:不明

 浄土宗。山号は竜海山。創建年代は不明だが、密教寺院の三明院が前身だと伝わる。後鳥羽上皇と後醍醐天皇が隠岐に流される際に風待ちの御座所になったという。戦国時代には無住となっていたが天正年間(1573~92年)に順慶という僧が仏谷寺として再興した(天文6年説あり)。
 江戸で起きた天和の大火の際、八百屋お七は偶然出逢い恋仲となった寺小姓・吉三と再度逢うため自宅に放火し処刑された。その後、吉三はお七の冥福を祈るため各地の名刹を廻って当寺で亡くなったと伝わる。

(山門)
山門

(後鳥羽上皇御製碑。御製(ぎょせい)とは天皇や皇族が詠んだ和歌や詩文のこと。現在では天皇の場合に限っていう)
御製

(大日堂。薬師如来坐像1体、聖観音立像3体、菩薩形立像1体が安置されており全て国指定重要文化財である)
大日堂

(本堂)
本堂

(寺の南にある美保関港)
美保関港

(吉三の墓)
吉三の墓

感想:美保神社から青石畳の通りを歩いていたら辿り着きました。



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