志摩鳥羽城(九鬼氏の居城)

住所:三重県鳥羽市鳥羽町

 1594年、九鬼嘉隆によって三方を海に囲まれた当地に築かれる。鳥羽はもともと伊勢神宮の神領であったが源平合戦の騒乱に巻き込まれ、橘氏が神領を奪い砦を築いて領主となった。室町時代には大井氏が鳥羽周辺を支配したが、戦国後期になると九鬼嘉隆が勢力を伸ばし鳥羽を手に入れている。
 嘉隆の息子・守隆は豊臣家と徳川家に仕え3万石を領したが、寛永年間(1624~1643年)にお家騒動があり、九鬼家は摂津三田に移された。
 その後、内藤家・土井家・松平家・板倉家・松平家と1633~1724年の間に城主が何度も代わったが、1725年からは稲垣家が城主となり明治維新を迎えた。
 1871年、廃藩置県で御殿・櫓・門などが撤去される。1929年には二の丸に鳥羽小学校が建設され本丸は運動場となった。戦前は武家屋敷などが残っていたものの戦後は取り壊されてその後に鳥羽幼稚園が建った。現在は発掘調査と整備が進んでいる。

(武家屋敷の石垣。塀は復元したもの)

(整備された三の丸)

(石垣)

(二の丸)

(本丸の石垣)

(本丸)

(伊勢湾を望む)

感想:2003年、2009年、2012年と3度行きましたが、その度に整備が進んでいます。次に行くときはもっと整備されていると嬉しいですね。




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