太田山金竜寺(由良氏の菩提寺)

●太田山金竜寺
住所:茨城県龍ケ崎市若柴町866

 曹洞宗。応永24(1417)年、上野国に新田家の菩提寺として創建された。天正16(1588)年、由良国繁が桐生城に移った際、金竜寺も桐生市に移転される。天正18(1590)年に新田家の後裔の由良国繁が上野金山城から牛久城に移封された際、当寺も牛久市に移された。
 近世に入ると徳川秀忠の保護を受けている。寛文6(1666)年、現在地に移転した。天保年間(1830~1843年)に焼失するが、その後再建された。
 寺宝に絹本着色十六羅漢像(国指定重要文化財)がある。越前の永平寺にあったが、のちに鎌倉幕府の執権・北条氏が保有し幕府が滅亡した際に新田義貞が持ち出して寄進した。

(山門)
山門

(本堂)
本堂

(六角堂)
六角堂

(地蔵菩薩)
地蔵菩薩

(新田義貞・新田貞氏・由良国繁の墓。義貞は由良氏の祖先である)
新田義貞・新田貞氏・由良国繁の墓

感想:絹本着色十六羅漢像は県に預けてあるそうです。