住所:愛知県田原市大久保町岩下8
曹洞宗。1275年に天台宗『大覚寺』として創建された。のちに臨済宗となる。元寇では祈願所となるが室町中期に衰退した。
1481年、田原城主・戸田宗光が恩顧のある一色七郎の菩提を弔うため、寺号を長興寺に、宗派を曹洞宗に改め再興している。
(戸田康光と戸田外記の墓。康光は岡崎から駿府の今川家に人質に出される徳川家康を織田家に売り渡したという話が良く知られている)
(九鬼守隆夫妻の墓(中央の二基)。守隆の娘が戸田氏に嫁いでいた関係だろう)
(左から戸田忠政・忠次・忠次室の墓。忠次は今川氏に一度は滅ぼされた戸田氏を徳川家康の力を借りて再興している)
(一色七郎の墓。七郎は足利将軍家と姻戚関係で渥美半島を治めていたが、応仁の乱後に勢力を伸ばした戸田氏と和解して隠居している)
感想:参拝した当日は何かの行事の日でとても賑やかでした。