宇津戸の境界石(領家と地頭の領地の境界)

●宇津戸の境界石
住所:広島県世羅郡世羅町宇津戸
駐車場:不明

 海裏荘(うつとのしょう。現在の世羅町宇津戸)を領家と地頭が争っていたが、延慶2(1309)年に中分(人々が和解するために、中間をとって妥協しあうこと。また、その方法で第三者が仲裁をすること。特に鎌倉・室町時代には、所領争いの際に係争物を二分して、当事者双方に与える方法が多くとられた。また、当事者どうしの私的な和解の方法としても用いられた)が行われた。
 これには伝説があり、争っている両者に対してより上位の権力者が「境界線が分からない場合は役を取り上げる」と脅したことから、どうしてよいか分からなくなった両者が神に祈ったところ神の使いである二頭の白鹿が走り抜け、そこが境界線になったという。
 その境界線の目印となったのが境界石で、他にもあったと思われるがここだけが現存している。

境界石

参考文献:はしだ製餡所の公式サイト、広島県の地名

感想:世羅町の企画(山城探訪)に参加して通り過ぎた際、説明を受けました。


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