羽黒山(出羽三山神社)

住所:山形県鶴岡市羽黒町手向7

 祭神は伊氏波神・倉稲魂命。羽黒山(標高414メートル)は、月山(標高1984メートル)、湯殿山(標高1504メートル)の出羽三山の中核となる霊場である。月山と湯殿山は冬季は積雪のため参拝が不可能なため山頂に羽黒山三神合祭殿が創建されている。
 592年、崇峻天皇が蘇我馬子に殺された際、息子の鉢子皇子は出羽に逃げ当山に入り開山したという。鎌倉・室町時代には修験の山として栄えた。当初は真言宗であったが
、江戸時代に天台宗となる。
 明治時代の神仏分離令で祭礼を仏式から神式に変えている。

(出羽三山神社の鳥居)

(元禄年間(1688~1704年)、出羽矢島藩が寄進した随神門。ここから境内に入る)

(須佐之男命を奉っている天地金神社。1779年に再興された)

(祓川。昔はここで身を清めてから参道を進んだという)

(須賀滝。水量がほとんどなかった。先日は雨だったのに…)

(羽黒山、月山、湯殿山の碑。羽黒山は現世、月山は死、湯殿山は再生を司るという。この後も山形県内の寺社で同様のものを見た。昔は県内(出羽地方?)での三山の信仰が篤かったことが推測される)

(国の天然記念物の爺スギ。樹齢約1000年で高さ48メートルがある)

(承平年間(931~938年)、平将門が創建し最上義光が修造した五重塔。国宝である。ここから長く急な参道を進むと山頂に行けるのだが面倒だったので一回戻り、有料のスカイラインを使って車で行った)

(山頂の鳥居)

(羽黒山東照宮)

(羽黒山三神合祭殿。工事中だった)

(合祭殿の前にある鏡ヶ池)

(重要文化財の大鐘)

(霊祭殿。三神合祭殿の後にここで先祖や所縁の方の霊を供養する)

感想:鉢子皇子を祀る鉢子神社に行き忘れました…。
 ここは他にも多数の建物があり歴史博物館には社宝が展示されています。徒歩だと随神門から山頂まで2キロ・2446の石段があり、特に一~三の坂と呼ばれる坂は大変らしいです。その中でも二の坂は「油こぼしの坂」と呼ばれ、かなり急だそうです。


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