大浜稲荷社(松平信忠創建の神社)

住所:愛知県碧南市浜寺町2丁目67

 祭神は保食神・大国主命。息子の松平清康に家督を譲って大浜に隠居した松平信忠が当地に創建したという。1632年、本殿が造営された。

(鳥居)

(拝殿)

(神木の跡?)

(境内に建つ秋葉社)

感想:神社の案内によると隠居した信忠が天文6年(1509年)に創建したそうですが、年が合わない(信忠の隠居は1523年)。大永6年(1526年)の間違いじゃないのだろうか。もしくは1509年に創建され、その後に信忠が現在地に移転したとか…。


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清浄院(前田家の先祖の墓?)

住所:愛知県碧南市築山町1-21

 浄土宗鎭西派。本尊は阿弥陀如来。三河新四国79番・80番札所。1334年の開基だと伝わる。徳川家康が大浜村の七つの寺に朱印状を出した際の一ヶ寺である。

(山門)

(港町ということで山門の横に金比羅堂が建っていた)

(本堂)

(弘法堂)

(弘法堂の奥に並ぶ鎌倉初期に建てられた四基の墓。前田利家の先祖の墓らしいのだが詳しいことは分かっていない)

感想:大浜稲荷社が川を越えてすぐの場所にあります。


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大浜熊野大神社(松平広忠崇敬の神社、下の宮)

住所:愛知県碧南市宮町5-46

 祭神は伊弉冉尊・速玉男命・崇徳上皇・事解男命・大国主命。1167年、地元の豪族・長田白正が紀伊の熊野大社から勧請し翌年に社殿を建てている。1386年に現在地に移された。天文年間(1532~1555年)、松平広忠が崇敬し度々参拝したと伝わる。
 1720年、加藤亀久(菊女)が伊豆大島に流された夫・加藤四郎左衛門の帰国を祈り、お百度をふんで文箱を海に投じたところ、四郎左衛門のもとまで流れ着いたという。
 熊野権現宮という名だったが、近年になって現在の名に改称された。同市大浜上町にも熊野大社があるため、区別するために下の宮と呼ばれている。

(一の鳥居)

(神松之跡。火災の時に神体が飛び出してかかった松という伝承は、これだったのだろうか)

(二の鳥居)

(拝殿)

(大国主命社)

(白蛇社。今年(2013年)はへび年だったので話題になったらしい)

感想:この日は節分だったので賑わっており、地元の方に碧南名物の人参をミキサーにかけたジュースと、しらすをいただきました。お酒も勧められましたが、車で来ていたので泣く泣く断りました(T_T)


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