小松寺山砦(小牧・長久手の戦いで三好秀次が守備)

住所:愛知県小牧市大字小松寺1121

 小牧・長久手の戦いの際、羽柴秀吉軍が築いた砦で三好秀次が守備。小松寺山一帯には東西二つの砦があったといわれる。
 西砦跡と考えられている小松寺は大伽藍を誇っていたが兵火で焼失。東砦は標高77メートルの小松寺山にあったが宅地開発で整地されている。小松寺に隣接する八所社・熊野社合殿に碑がある。

(碑)

(小松寺)


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尾張羽黒城(小牧・長久手の戦いで堀尾吉晴・山内一豊が守備)

住所:愛知県犬山市羽黒字城屋敷

 1201年、梶原景時の孫・景親が築城。本能寺の変で梶原氏が織田信長に殉じたため城主不在となるが、小牧・長久手の戦いの際に羽柴秀吉が修築。堀尾吉晴・山内一豊が守備した。

(城址碑)

(梶原氏の菩提寺・興禅寺。城址の西にある。一豊の母・法秀尼は梶原氏の出身だったという)


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岩崎山砦(小牧・長久手の戦いで稲葉一鉄が守備)

住所:愛知県小牧市大字岩崎

 小牧・長久手の戦いの際、羽柴秀吉軍が築いた砦。稲葉一鉄が守備した。1610年の名古屋城築城の際、この山から石垣用の岩を切り出している。

(砦跡の碑)

(巨石。こういった石が名古屋城の石垣に使われた)

コラム:周りが平地なので、小牧山周辺の徳川軍の動きが良く見えたことでしょう。


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