住所:新潟県長岡市西蔵王2-6-19
祭神は金山彦命。明治時代までは蔵王権現や蔵王堂と呼ばれていた。709年、元明天皇の勅願で金峯山の蔵王権現の分霊を古志郡楡原(新潟県長岡市楡原)に勧請し創建したのが始まり。その後、矢田に遷され、1242年に当地に遷される。
当初は天台宗だったが、戦国時代に真言宗となる。しかし江戸時代には天台宗に戻っている。神社の隣に建つ安禅寺が蔵王堂の別当で寺領300石を与えられていた。明治維新後の神仏分離で金峯神社となる。
南北朝時代には蔵王堂城が築城され争乱の舞台となった。戦国時代は古志長尾氏の居城で、その後は越後を治めた上杉氏の家臣が入る。1616年、堀直寄が入るが長岡城を築城しそちらに移ったため廃城となった。
感想:金峯神社よりも蔵王堂城は遺構が残り存在感があるため、ここは神社好きよりも城好きの方が行かれた方が楽しいかもしれません。