妙福山佐竹寺(佐竹氏の祈願所)

●妙福山佐竹寺(妙福山明音院)
住所:茨城県常陸太田市天神林町2404
駐車場:有り

 真言宗豊山派。本尊は十一面観音。大同2(807)年に創建され、寛和元(985)年に花山天皇の命で伽藍が建立されたという。創建当時は馬坂城の北側に建っており観音寺という寺号だった。
 治承元(1177)年、常陸佐竹氏の初代・昌義が三百貫の寺領を寄進している。文永6(1296)年に6代・長義が伽藍を再建して佐竹氏の祈願所として、佐竹寺に寺号を改めた。天文12(1543)年に兵火で焼失したが、天文15(1546)年に18代・義昭が現在地に再建している。天文22(1553)年、義昭が寄進を行った。
 関ヶ原の戦い後、佐竹氏が秋田に移封されると衰退する。

(国指定重要文化財の仁王門)
仁王門

(仁王門の上には佐竹氏の家紋・扇に月丸があった)
佐竹氏の家紋

(茅葺き・寄棟造(屋根が四面に分かれているもの)の本堂。国指定重要文化財である。手前には灯籠があったのだろうが台しかない。東日本大震災の時に倒壊したのだろう)
本堂

本堂

本堂

(境内の神社)
神社

参考文献:茨城県の地名、茨城県の歴史散歩、現地の案内板、茨城県史料 中世編2、地方文化の日本史 第4巻、常陸太田市観光物産協会公式ホームページ、武蔵野の石仏

感想:仁王門・本堂ともに一見の価値有りです。10年前に参拝した時の写真ですので、今は燈籠も再建されています。