法の重さ
今福の戦いで榊原康勝の旗本の若者20名余りが佐竹義宣軍の苦戦を見て、参戦しようとした。
「命令がないのに勝手に合戦をするな」
上の者は止めるが、若者たちは無視して川に飛び入り横槍を入れた。これを先手の大将・伊東忠兵衛が康勝に報告したところ、康勝は立腹。
「法は重いが、人の命は軽い。軍法に背いた者は切腹させろ」
しかし義宣の使いが来て
「加勢してもらったおかげで敵が撤退し助かりました」
と感謝の意を伝えたため、罪を免れている。(『難波戦記』)

大阪市城東区蒲生3丁目にある義宣が陣を敷いた若宮八幡宮
管理人・・・堀尾忠晴は同じく援護に行って義宣から苦情を言われたにも関わらず、康勝がお礼を言われている理由が分かりません。
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