住所:新潟県南魚沼市坂戸
築城年代は不明。ここ六日市の地は関東に通じる三国越えと清水越えの分岐点となる要衝で、これに目を付けた新田家が標高634メートルの坂戸山に築城した。戦国時代になり新田家に変わって当地を治めた上田長尾家は坂戸城に本格的な改築を行う。上田長尾家六代当主・景勝が越後国主の上杉家を継ぐと番城となった。1598年、上杉家が会津に移封されると堀直竒が入るが、1610年に直竒が信濃飯山に移封されると廃城となる。
現在は国指定史跡となり、実城までの道はハイキングコースとなっている。
(2008年冬の坂戸城跡の碑。後ろの遺構も雪で隠れており良く分からんようになっている)
(上田五十騎発祥之地の碑。上田五十騎とは景勝率いる上田衆の精鋭五十人のことである)
(2008年冬の上田五十騎発祥之地の碑。この時は碑の高さまで雪が積もっていたことが分かる)
(上杉景勝・直江兼続生誕之地の碑)
一通り見終わると実城のある頂上を目指す。約1時間の登山道である。
(頂上は遙か先。途中で○合目という標柱があるが一つの区間が長く坂も急なため6合目辺りで心が折れそうになった)
(山頂(実城)に建つ富士権現。山頂の高さ634メートルはスカイツリーと同じ)
(山頂からの眺め。山頂付近には遺構があったのだが、道が草で覆われており危険だったため行くのは止めた)
感想:前回は大雪の時に行って碑まで辿り着くのに苦労しましたが、今回は実城まで行くのに苦労しました。ネットで見る限り、実城に行くのを途中で止める人達が多いようですが納得です。今までの城巡りで一番大変な場所でした…。