下野上三川城(今泉氏の居城)

住所:栃木県河内郡上三川町上三川

 1249年、宇都宮頼綱の息子・頼業が築き横田氏を名乗ったと伝わる。15世紀前半には今泉氏が城主となるが、1597年に今泉高光が浅野長政の息子・長重を宇都宮家の養子に迎えることに賛成したため、反対派の芳賀高武に攻められ落城したという。
 東西が約500メートル、南北は約700メートルもの城域があったと伝わっているが、現在は本丸部分のみ残り上三川城址公園となっている。

(堀と土塁)

(堀と土塁その2)

(公園に入り口に建つ緑水門)

(公園全景。土塁がはっきりと分かる)

(園内に建つ勝姫稲荷神社)

感想:上三川を「かみみかわ」と思っていたら「かみのかわ」でした。
 城には上三川氏がいたという説もあるそうです。


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下野多功城(多功氏の居城)

住所:栃木県河内郡上三川町多功1533

 1284年、宇都宮頼綱の四男・多功宗朝が築城したと伝わる。以後、宇都宮城の南の守りとして重要視された。1558年、上杉謙信が当城を攻めたが撃退している。1597年、宇都宮氏の改易により多功氏も改易され廃城になったと思われる。
 現在、城址のほとんどが石橋ゴルフガーデンとなっている。

(城址碑)

(堀)

感想:ゴルフ場が無ければもっと遺構が残っていたんでしょうか…。


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