馬場主水

(ばばもんど)

生没年:不詳/ 身分:真田家の家臣/ 官位(通称、号):主水

大阪城
大阪城の堀と石垣

 大坂冬の陣が起きた際に真田信之に雇われた忍者。しかし大坂城の調査の時に、堀下で菱(鉄製で菱の実の形をして、先端をとがらせたとげをつけたもの)を踏んだため、役に立たないまま終わり、夏の陣では信濃に残った。
 その後に領民の娘を辱めて自害させ、その罪で牢に入れられる。しかしそこから逃げ出し、幕府に「信之は反逆の意志があり幸村と内通していた」と訴え出た。そこで真田家の重臣達と対決するがすべて論破され、最後は真田家の家臣・小川好安に斬られた。

管理人・・・主水と真田家重臣達の対決の内容は四方山話の真田家を訴えるに載せていますので興味のある方はそちらをご覧下さい。ちなみに主水には幕府の密偵だったという話が小川好安さんの資料に載っていました。

参考文献:更級郡埴科郡人名辞書・歴史読本(2004年12月号)・日本逸話大事典

UPDATE 2005年5月7日
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