山口茂左衛門

(やまぐちしげざえもん)

生没年:?〜1615年/ 身分:豊臣軍の兵士/ 官位(通称、号):茂左衛門

浅井長政の像
春日井市の間内駅前にある主君・浅井長政の像

 浅井家で1200石を賜っていた山口茂介の息子。茂左衛門も同じく浅井長政の家臣で淀殿に仕えていたが、浅井家が滅亡したため浪人し、後に知り合いだった藤堂高虎に招かれ300石を与えられた。しかし大坂の陣が起こると大坂城に入り戦死する。

管理人・・・茂左衛門の父の茂介は高虎の上司で、彼が食うに困るくらいの生活をしていた頃、食事を振舞い、その恩義を感じて茂左衛門を家臣にしたそうです。
 茂左衛門が大坂城に籠城していた時に指物を持っていなかったので、娘のお菊に作って欲しいと頼んで、赤と白の絹布を縫い合わせて指物を作成してくれたそうです。

参考文献雑兵物語(これに『お菊物語』が収録されている)、ほか

UPDATE 2002年9月22日
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