安見元勝

(やすみもとかつ)

生没年:不詳/ 身分:前田家の家臣/ 官位(通称、号):隠岐

火縄銃
京都市北区紫野大徳寺町の大徳寺龍源院にある日本最古の火縄銃

 伊予国内で1万石を領したと言われている安見勝之の子。勝之が1600年に前田利長の家臣となり、元勝は父の没後に遺領6千石を継いだ。大坂の陣では鉄砲隊を率いて功があり、特に冬の陣では前田軍の総崩れを防ぐ大活躍をしている。陣後、1万4千石に加増された。しかし1633年に能登・向田村に配流されそこで亡くなった。没年は不明である。

管理人・・・安見隠岐の名で知られています。元勝が配流された理由は、人間相手に試し切りをした、重臣・前田一族との親戚関係を笠に着て思うように振舞ったなどが言われています。元勝は鉄砲の達人で日本国内で3本の指に入り、11m先に吊るした大豆を10回のうち9回は当てたそうです。

参考文献三百藩家臣人名事典大坂の役

UPDATE 2002年5月25日
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