大坂の役
旧参謀本部が戦術・戦略の研究のために調査をし編纂したものを桑田忠親氏と山岡荘八氏が監修して口語訳したものです。第一篇では豊臣秀頼誕生から大坂の陣終了までを細かく紹介しており、第二篇では第一篇を補うという意味で逸話が載っています。
ほとんどの大坂の陣関係の本がこれを参考にしており、大坂の陣での基礎資料の一つと言えるでしょう。
軍が調査しただけに合戦のことが特に細かく載っており、合戦一覧では非常に参考になりました。あと四方山話でも時々利用させてもらってます。
そんな大事な本なので、現在手に入る文庫本、そして1965年に発売されたハードカバー版(当時の写真が載っており、今では住宅街になっているところが当時は野原だったりしてて面白いです)、そして原本(のコピー)の三冊が家にあります。