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甲州流
「今、突然に城から後藤基次(又兵衛)が大軍で討って出て来ました。軍勢に備えるように命じて下さい」 しかし家康は応じなかった。 「城中の兵が残らず討って出ても7万ほどで、大半は城に残るだろう。何が大軍なものだ。そういうことを口にすると味方に脅威を与えてしまうので、大軍などとは言うな。お前は甲州で使番を勤めた者の息子なので、父からいろいろ大事なことを教えられたのだろう。甲州では1万以上を大軍と言ったようだが、今は日本中の兵を集まっているのだから1万程度では大軍ではない。一言一句も気をつけないと様々なことで失敗するぞ。この先、よくよく考えろ」(『廓山大坂供奉私記』) UPDATE 2005年3月9日 Copyright (C) 2005 Tikugogawa. |
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