蒲倉仁兵衛

(かばくらにへえ)

生没年:不詳/ 身分:伊達家の家臣/ 官位(通称、号):仁兵衛

誉田林古戦場碑
羽曳野市誉田3−2−8の誉田八幡宮にある誉田林古戦場碑

 伊達家の家臣。道明寺の戦いで仁兵衛は一番槍の首を伊達政宗に献上したが、そのすぐ後に甲田重以が来て首を献上した。それを見た仁兵衛は
「私は騎馬、重以は歩兵。首を獲るのは騎馬の方が移動が速いから必ず先になる。第一の功名は重以だ」
 と譲った。しかし重以も
「騎馬が先になるとは限らない。誰が先に首を献上したかを重視すべきだ」
 と譲って決まらない。
「騎馬の一番は仁兵衛、歩兵の第一は重以だ」
 政宗は二人を褒めて同じ恩賞を渡している。

参考文献:仙台人名大事典

UPDATE 2003年6月28日
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