玉置直重

(たまきなおしげ)

生没年:不詳/ 身分:浅野家の家臣? 土豪?/ 官位(通称、号):与兵衛

 紀伊日高郡和佐城主の曾孫に当たる。玉置氏は紀伊の土豪で戦国時代に日高地方で勢力を振るった。直重は叔父の湯川治部大夫に育てられ、成長すると特定の家に属さずに数々の戦に参加して戦功があった。大坂夏の陣に参加したがどこに所属していたか不明(おそらく浅野家に属して樫井の戦いに参加したと思われる)。
 1619年の徳川頼宣の紀伊移封の時に忠節を尽くすのであれば申し出ろ、とのことで家臣として願い出る。それが許可され60人者の与力の役職と切米60石を与えられた。

参考文献:和歌山県史・戦国人名事典 コンパクト版

UPDATE 2005年4月11日
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