1575年、土佐を統一した長宗我部元親は続いて阿波南部への侵攻を開始する。当時、阿波は三好長治が支配していたが、近畿での織田信長との戦いや讃岐への侵攻で疲弊しており攻め込む好機だった。 元親は手始めに城主が讃岐に出兵中で不在だった海部城を落とすと、1577年には日和佐城を手に入れている。