伊賀八幡宮

 岡崎市にある伊賀八幡宮は松平氏が伊賀から三河に移したもので、松平氏(徳川氏)の氏神として崇められていた。1545年、徳川家康の祖父・松平清康が尾張守山で家臣に殺され、織田軍に岡崎城の手前まで追い詰められた『守山崩れ』が起こった。この際、社殿が鳴動して馬に乗った武者が現れ矢を放つと、八幡宮の上に黒雲が出現し織田軍に白羽の矢が降り注ぎ撃退している。(『三河物語』など)
 そういった繋がりもあり家康は出陣する時には必ず祈願している。また徳川氏に重要な戦い(関ヶ原の戦い・大坂の陣・島原の乱)が起きる時には社殿が鳴動したり鳥居が移動したという。

伊賀八幡宮
愛知県岡崎市伊賀町字東郷中86にある伊賀八幡宮

Copyright (C) 2003 Tikugonokami.