お餅

 大坂城内では毎日のように餅をつき、奥女中達に一つづつ配っていった。最初はみんな食べていたが、途中から飽きて手を付けなくなる。その場合、配る者は前日の餅を立てかけておいて、新しい餅を置いていった。(『おきく物語』)

Copyright (C) 2003 Tikugonokami.