上山十兵衛(生没年不詳)

官位・通称:十兵衛
 長宗我部元親から幡多郡上山の一部を与えられていた武士。浦戸一揆に参加したという。その後、浪人となるが、大坂の陣が起こると旧主・盛親に従って大坂に入城。八尾の戦いで藤堂高虎を討ち取る寸前まで追い詰める。
 大坂落城後は身分を隠して山内忠義に仕え城門の番卒となる。藤堂高虎が忠義の江戸屋敷を訪問した際、十兵衛の顔を覚えており素性がばれてしまう。しかし忠義は咎めるどころか馬廻200石に取り立てている。
 ※大坂の陣絵巻上山十兵衛もご覧下さい。

大阪府八尾市を流れる長瀬川。この附近が八尾の戦いで激戦地となっている
長瀬川
UPDATE 2012年6月21日
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