入江左近(生没年不詳)

官位・通称:左近・兵部少輔
 土佐一条氏の家臣。入江氏は公家で一条氏に従って京都から下向したといわれているが、諸説有り正確なことは分かっていない。幡多郡横瀬村辺りを領していたが、一条兼定が豊後に追放される際に付き従った。
 兼定が渡川の戦いで長宗我部元親に敗れると、左近は幡多郡内で蟄居していたようだが、1578年に兼定に近づき重傷を負わせる(元親の命によるものという説もある)。しかし元親から恩賞の沙汰は無く、帰農し幡多郡伊才原村に住んだという。

四万十市立郷土資料館に展示してある伝・左近愛用の刀
伝・左近愛用の刀
UPDATE 2012年1月26日
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