奥宮伝兵衛（？～１６１４（１６１５？）年）

官位・通称：伝兵衛・治部・太郎左衛門・孫左衛門
　名は盛之か？　正之の子で、伯父・盛治の跡を継ぐ。讃岐藤目城及び伊予三滝城攻めで功を立て長宗我部元親より感状を与えられる。関ヶ原の戦いの時には在国し土佐姫野々城を守備。
　長宗我部盛親の改易後は幡多郡に居住していたと推測される。大坂冬の陣の際、盛親の大坂入城に呼応して旧一領具足を集め、城主・山内康豊が不在で改築中だった土佐中村城の襲撃を計画。だが、中村城の留守居役・祖父江一秀に知るところとなり、捕らえられ磔にされる。
　計画に加担した仲間２０余人も捕らえられて処刑された。
　※大坂の陣絵巻の奥宮伝兵衛もご覧下さい。

高知県高岡郡津野町姫野々にある土佐姫野々城