大阪人物辞典

 タイトル通り、神話の時代から現代まで大阪にかかわった3871人を収録した事典です。神話の時代からなので察しがつくと思いますが、実在の人物だけではなく架空の人物も取り上げています。
 大坂の陣に関わった人物も多数載っており、長宗我部盛親を除く大坂城五人衆なども掲載してあります。
 これは本当に面白い本で、時間があれば端から端まで読み物として楽しむのもいいと思います(毛利勝永は森蘭丸の一族だろうなど、内容としては時々(?_?)と思うこともありますが)。
 私が特に印象に残っているのは、昭和8年に大阪市北区の天神橋で下っ端の警察官と帝国軍人が喧嘩となり、それが警察と軍隊のメンツの問題にまで発展したという「ゴーストップ事件」です。当人達は自分達のあずかり知らぬところで話がどんどん大きくなるので恐怖したとか・・・。
 その他にも面白い話がたくさん載っています。