花井義雄

(はないよしたけ)

生没年:?〜1616年/ 身分:越後松平家の家臣/ 官位(通称、号):主水正

松代城
義雄が城代を務めた長野市松代町松代に松代城

 松平忠輝の姉婿で松代城代を務めた花井吉成の息子。t武田家の遺臣で南蛮の精錬・採掘技術を利用して全国の金銀山の産出量を大幅に増やしたことで知られる大久保長安の娘婿にあたる。1613年に父・吉成が亡くなると跡を継ぎ、松代城代となった。
 大坂の陣では越後松平軍の先鋒を務める。陣後、忠輝が夏の陣での遅参を問われて改易されると、義雄も失策を問われて1616年に松平康長に預けられ、やがて斬首された。

管理人・・・義雄は忠輝の寵愛を受けて好き勝手してたってイメージが私にはあったのですが、調べてみると荒地だった信濃川中島に水を引き現在のような豊かな平野にしたそうです。ただこれは父の吉成との説もあります。私の推測ですが、親子二代でその事業を行ったんじゃないのでしょうか。

参考文献:更級郡埴科郡人名辞書・信濃人物志

UPDATE 2005年12月27日
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